視覚障害者ITサポートとやま(Bitsとやま)

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5月19日定例勉強会での講習
担当講師 福嶋
ソフトウェアについて

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前回4月は吉野さんの、ハードウェアについて(PCの仕組み、機械としてのPCの構造について)でしたが、今回は実際に機械として存在するパーツとしてのハードウェアに相対するソフトウェアについて話す。

PCが動くためには、ハードウェアだけでは役に立たず、実際に動かしたり、いろいろな作業をするにはソフトウェアが必要になる。

ハードウェア:
マザーボード、CPU、メモリー、HD(ハードディスク)
ソフトウェア:
目では見えないプログラムという形で、情報という形ではいっている。これらはPCを動かす上で必要な物で。いろんな機能をもっているが、いろんな種類がある。

〇 ソフトウェアは大きく二つに分けられる。一つは OS オペレーティング システム、もうひとつは アプリケーション ソフトウェア 。

1)OSについて

いくつかの商品がある。

Windows (マイクロソフト社)
大きなシェアーを占める。
マッキントッシュ  Mac マックOS  (アップルコンピュータ)
ユニックス UNIX
サーバーなどの大規模な性能の良いパソコンに使う。
リナックス Linux:
フリーソフト 、作りが不安定、アップデートなどは自分で行う必要があり、知識が必要。
DOS :
今はほとんどウインドーズに移行している。

OSはPCの中でどんな働きをしているのか? 説明が難しい。
たくさんの仕事をしている。
PCと使用者の間に立ち、通訳のような役割を持っている。
ファイルの管理。ハードウェアの中のメモリーの管理。アプリケーションのコントロール。周辺機器のコントロール。広範にわたるPCの機能の基本となるような役割を持っている。
例えば、ハードウェアは工場、機械とすると。機械を動かす人がいないと工場は稼動できない。
PCの中のハードウェアという機械もそれを動かすためのソフトウェアがないと、機能することができない。その中心となるのが OS だと考えればよい。
オペレート = 操作するという意味。

2)ソフトウェアの二つ目 アプリケーションソフトウェア

数え切れないほどある。例えば、PC−Talker,Word,Exel,Internet Explore,など、こんな事をしたい、あんな事をしたいという目的別に応じた機能を提供する。
大きな分類では、

ワープロソフト、
表計算ソフト、
データベースソフト:
たくさんあるデータの管理をする。マイクロソフトのアクセス。
グラフィックソフト
 CG、フォトショット
プレゼンテーションソフト:
発表の時のスライドを作る。マイクロソフトのパワーポイント。

アプリケーションソフトというのは、具体的にこんな事がしたいなという機能を個別に提供するソフトウェア。ある働きに特化したソフトウェアである。
OSがベーシックな広汎な働きを持つのに対し、アプリケーションソフトウェアはそれぞれ専門のソフトがある。
PCでそれぞれしたい事がある時は、その働きをするソフトウェアが必要である。
いくらOSが入っていても、ワープロソフトが入っていないと、文章は作れない。
いくらインターネットの線に繋がっていても、インターネットを見るソフト(ふつうブラウザという)がないとだめである。
メールアドレスを持っていても、メールソフト・メーラーがないと、メールの送受信は出来ない。
この辺りが、PCの特徴でもある。
PCというのは、いろんな事が出来るが。なぜ、こんなにいとんな事が出来るのかというといろんな種類のソフトウェアがあるからである。
PCはそれを入れたり、いらない物は取ったりして、機能を追加たり、いらない機能をなくしたり出来る。他の電化製品にはないところである。
テレビはテレビ。炊飯器は炊飯器。しかし、PCはテレビを見たければ、チューナーと繋いで、TVを見る為のソフトを入れればTVになる。
その辺がPCが仕事の現場や、趣味の場、家庭でもいろんな目的で使われている一つの大きな要因でもある。
アプリケーションソフトがたくさんあるから、PCはいろんな事が出来る。

OS,アプリケーションソフトウェアは、機械としてのハードと協力しあいながら、PCを動かす必須のもの。
ちなみに、よく聞く言葉に、ソフトをPCのハードディスクに入れる事をインスト−ル。それに対し、ソフトをPCのハードディスクから削除する事をアンインストールという。この二つの言葉はよく使うので、憶えておくと良い。

PCをデパートとすると、ビルはハード、OSはオーナー、株主、会社。ソフトはテナントとして入るお店の人。

〇 その他に二つのソフトウェアがある。BIOS(バイオス)とドライバ。

1)BIOS

BIOSとはどんな働きをしているか?
・PCのスイッチを入れると、ウインドーズが立ち上がるが、その間で働くのがBIOS。なぜかと言うとOSもソフトウェアで、ソフトと言う事はハードディスクに情報として入っている。OSを起動させるにはハードディスクに命令を与えて、OSを起動して下さいという始めの指令を出す必要がある。その役割を持っているのがBIOS。
・その他、ハードディスク間で情報のやり取りをやっているが、基本的にOSを起動するため、電源を入れた時にOSの前に、一番始めに働くソフトがBIOS(ベーシック インプット/アウトプット ソフト)
ちょっと込入った設定をする時にはBIOSの設定もする必要がある。
名前だけ憶えておけば良い。

2)ドライバ:正式にはデバイスドライバ

デバイスというのはPCに繋がっている機械、プリンタ、スキャナー、カメラなど。
ドライバとはデバイスを運転するソフトウェア。デバイスをコントロールするソフトウェア。
PCに何か機械を繋いだ時には、その機械を制御するソフトがいる。それがドライバである。
PCにプリンタをつないでも、ドライバが入っていないと、そのプリンタは使えない。なぜならそのプリンタを制御するソフトがないから

PCの中にある機械としてのハードウェア、それに対してのソフトウェア。
ハードウェアが構造、機械そのものであるのに対して、ソフトは機能。
PCがいろいろな事が出来るのはソフトによって、機能を持つから。
大きくわけて、OSとアプリケーション。しかし PCにとって不可欠なものとして、BIOSとドライバ。


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